クライネシャイデックの夜

カウベルの音が遠くで聞こえるけれど、とっても静かな夜だった。

 

グリンデルワルド方面の街の灯りもキラキラと綺麗だったけれど、午前1時頃トイレに起きた時は街の灯りもだいぶ消えていて、満天の星空で流れ星を見ることができた。

 

初めて二段ベットの上で寝た娘は、太もものあたりまでベッドから落ちかけており危機一髪だった。トイレに行くなら全員で行った方が安心なので星空も見せてやろうと思い起こした。

 

流れ星を生まれて初めて見ることができて、大変に喜んでいた。「流れ星を見た」ことを夏中言っていた。

 

起こしてよかったな。