大家が来た
住んでいるフラットの大家が郵便物を取りに来た。
すごく背が高くて、若い、イケメンの白人だが、聞き取りにくい英語を話すのでイギリス人ではないように思われる。
この部屋に住んでから色々修理してもらった。
換気扇が壊れていたので新品に取り替え
掃除機が全く吸わないので新品に取り替え
床が割れていて沈んでしまう部分が2箇所あったので床板の張り替え2箇所
ベッドのマットレスがギシギシうるさいので新品に取り替え
台所の水道蛇口がおかしいので新品に取り替え
シャワーの水漏れ修理
風呂と台所の目地うめ
洗濯機が壊れたので2週間後に新品に取り替え
その時に水道工事が発生したので急遽水漏れ110番みたいなところに来てもらう
暖房がつかなくなってしまったので業者に来てもらう
この6ヶ月でこんなにもか。改めて多いなと思うが、イギリスで賃貸生活するならばこれくらいは普通なんだと思う。業者はきちんと来てくれたのですごく良い不動産会社に当たったと思う。大家もお金持ちな様子だから、イケアだったり謎の洗濯機メーカーだったりきっちり節約してくるが、きちんと新品に取り替えてくれるから助かる。
前回もそうだったが、大家は、郵便物を取りに来たついでに部屋に入りたがる。3ヶ月に一回、業者が綺麗に使っているかチェックに入って来て写真を撮るのだから入らなくてもいいはずだし、結構なお金を払っているから払っている間はこっちのものだろう、と思うが仕方がない。
今日も暖房の水漏れの状況を見たいと言われた。旦那は聞き取りが全くダメなので「ソリ?ソリ?」と聞き返していたが、私はすぐにわかった。英語が分かったというより大家が部屋を見たいことがわかっていたし。こっちだ、と入れてやったら嬉しそうに入って来た。靴のまま。
大家の靴はすごく高級そうな靴で、私や娘や旦那の足の裏よりも綺麗そうに見えた。洋服もいいものを着ているという感じだし、仕事できます、という雰囲気がバンバン出ている。こういう人をイギリスの(イギリス人ではなさそうだから、ヨーロッパの)ミドルクラスと言うのだろうと思う。
学校の行き帰りに見かけるタイプの人ではないので、ヨーロッパ紳士に会えてよかったと思うことにする。