天国はここ
クライネシャイディックはおそらく、車の乗り入れが禁止されている。電車も夕方5時には終わってしまう。山に登る人と山小屋に泊まる観光客しかいなくなってしまうと、本当に静かで、牛についているカウベルの音だけが響き渡る本物の天国だった。
山小屋は登山客用の作りで、共同のトイレ・共同のシャワー室が地下にあるタイプで赤ちゃん連れや高齢者には辛いかもしれないけれど、娘も6歳だし問題なかった。それにスイスは全体的に大変に清潔で、湿度のなさもあろうが、日本よりも清潔なように感じた。
ここの食堂はツェルマットの半額くらいの値段だった。
味はもう最高。ビールもめちゃ美味しかったらしい。
神々しく美しい景色、美味しい食事、最高すぎる。
ここは天国、天国はここ、こここそが天国、と何度も思った。
アイガー北壁。夜中、光が見えたような気がしたけれど誰か登っていたのかな。
寒かったからホットミルク
奥に見えるのがユングフラウヨッホ。時折「バーンバーン!」という銃声が聞こえるからなんだろうと思っていたら、氷河が溶けて落ちる音だった。ロマンチック〜、そして温暖化〜
本日のスープ。マッシュルームのポタージュ。これがすごい美味しいのよ!!
旦那も「ちょうだい、ちょうだい」と言ってきた。
美味しいけど普通のおいしさらしい。
どもは大好きマカロニチーズ、と思って頼んだらあんまり美味しくなかった。
このビールがすごい美味しかったらしい。
スイス名物チーズフォンデュ。にんにくと白ワインが効いている。
やっぱチーズの力がすごい、おいしい!
意地悪お母さんもやさしくなれますわ。天国だし。
これ、見た目はクドそうで、このソースも大したことないんでしょ、って感じでしょう。わたしもスイスのこと調べている時に写真で何回も見たけれど、期待できそうにもない料理だな、と思っていた。が、全然違った!!!超おいしい!!
イギリスのソーセージ、イギリスのグレービーソースを想像してしまっていたけれどやっぱ、スイスはすごい。すごいスイス。
ユングフラウヨッホ、メンヒ、アイガー
ツェルマットは箱根だったけど、ここはハイジの世界だった。
世界の車窓から Lauterbrunnenラウターブルネン 〜 Kleine Scheideggクライネシャイディック
縁があった!縁がある土地があった!!
なんだ、早くこっちに移動したらよかった!!!
すごい景色で、本当に気分アガルー!!!
マッターホルンには縁がなかった
ツェルマット最終日は朝からめちゃ快晴で、前日から段取りして計画通り動いて何もかもがうまく行っていた。
6時起床、
荷物をパッキング
旦那が駅のコインランドリーに運んでくれる
ホテルの美味しい朝食
9時くらいのケーブルカーでスネガパラダイスまで10分、ツェツマットで見る最高のマッターホルンを見ながら名物のアップルパイを食べてティータイムを過ごす
リフトで更に少し登って、そこから下山ハイキングをして
駅到着、グッバイツェルマット
という計画だった。
が、ケーブルカーが動かなかった!!!!私たちが乗ったケーブルカーから全く動かなかったのだ。どういう理由かはっきりしないが、ドアが閉まらなくてすぐに復旧するかしないかもわからないという。快晴だったから、絶対行きたかったから、復旧を待って暗くてジメッとしたケーブルカー乗り場で2時間待った。しかし人々が諦めて行くしこのまま待っても次の移動に無理が出てくるから、もう諦めてクライネシャイディックに向かうことにした。
すごい恨めしかった。
ハイジに出てくるような水場
ねずみ返しがある昔の建物
薄っぺらい石が瓦。切ったのか、割ったのか・・・。
あーあ。うらめしい。うらめしやー
移動の電車でもここのパン。やっぱ美味しかった。
ツェルマットの観光
ツェルマットにいる間はずっと曇りか雨だった。雨すぎて、博物館みたいなところに行ったりした。
マッターホルンに初めて登頂して名を挙げたイギリスチームが、下山時にロープが切れて隊員が滑落死した。イギリス人に先を越されたことを根に持ったツェルマットのヘルパーがわざとロープをきった、とイギリスに訴えられたことについて展示されていた。さすがイギリス。安定の悪者。
↑切れたロープの実物
お天気がよくなることを願って、マッターホルンを観にゴルナーグラート鉄道に乗る。
電車に乗るとすぐに靴を脱ぐ日本人家族。これをフランスでもやって冷や汗をかくことになるとはこのとき知る由もなかった。。。
お天気が良ければ、マッターホルンを見つつ3つの湖を回りつつの最高下山ハイキングができるはずだった。3時間くらい滞在したがダメだった。
スイスの教会はキリストが人っぽい。そして聖痕がエグく表現されている。血が滴っていたりした。イギリスは建物がデカくて、十字架も遠くて、権威をめっちゃ示してる。
麓に戻って今夜の夜ご飯はコープであれこれ買って食べることにした。お金がふんだんにない場合の海外旅行はこうやって過ごすのが正解なのだろう。
海外のクノールはお土産に最適、と時々ブログで見るから買ってみたけど全然美味しくなかった。別に買わなくてもいいと思う。
十字架と、屋根の石、微妙な時間になる教会の鐘が異国な感じ。
だけど、すごい箱根っぽい。
ツェルマットのホテル アルピナ
ホテルアルピナの朝食は最高
パン、チーズ、ハムびっくりするほど美味しかった。
・・・白米と納豆と海苔と同じレベル。
コーヒーと牛乳も、味噌汁とほうじ茶と同レベル。
スイス旅行 ツェルマット2泊
旗かっこいい、スイスの国旗いいな
こんなに何もかも高いなら、めちゃ調べて高くても悔いなしのレストランを探しておくか、イギリスで買ったカップメンを持って行くべき。カップ麺は売っているけれど高い。
↑このお土産やさんがスイス旅行の中で一番クオリティが高かった。自分用のオルゴールをここで買っておけば良かった。ずっと後悔していて、帰国前にまた行きたいくらい後悔している。
ツェルマットのパン屋。ほうれん草のキッシュ最高。
2日目のランチ、2日めの夜ご飯、3日目の電車内ランチお世話になった。
2日目のランチを買いに行ったら、できたてのホットドックを売っていた。前日に行った時に最後の一本が売り切れたのをみていたのであったら買いたいと思っていたのだ。娘に買ったが、めちゃくちゃ美味しそうで、これをなぜ2本買わなかったのか今でも後悔している。
このキッシュ、期待してたのに日本人には味が濃すぎた。一切れでギブアップ。
このジャムが挟んであるクッキーはどこにでも売っていた。スイス名物かと思ったらウィーンにも売っていた。ドイツ語を話す地域には売っているのかな?
すごく美味しい。けど高いよ。700円くらい。